矢野経済研究所調査、2019年度の化粧品受託製造市場3,352億円(前年度比103.1%)

 ㈱矢野経済研究所(東京都中野区)が 7月29日に発表した2019年度の国内の化粧品受託製造市場(事業者売上高ベース)は、3,352億円(前年度比103.1%)と引き続き拡大した。ただ、2010年度より過去10年間で2番目の低い伸長率にとどまった。主な要因としては、①中国EC法施行に伴うインバウンド需要減速の顕在化、②大手化粧品ブランドメーカーの国内生産強化、③化粧品受託企業の生産能力底上げによる恐々方への懸念 ―― とし、加えて新型コロナウイルスの影響により国内外での化粧品需要が落ち込んでおり、化粧品受託製造市場が減少トレンドに転じていることを挙げている。

 

 2020年度の化粧品受託製造市場は、前述の減少トレンドに加えて、新型コロナ蔓延による一般消費や企業活動の自粛、停滞による影響もあり、前年度比90.7%の3,041億円に減少すると予測している。

 

 

詳しくは健康産業新聞1697号(2020.8.5)で
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