【特定保健用食品】 飲料は苦戦、乳製品は好調に

 市場全体の約3割を占めるトクホ飲料は、新型コロナウイルス感染症の影響で伸び悩んだ。巣ごもりが長引き、ECチャネルは比較的好調だったが、コンビニエンスストアなど店販チャネルでの販売が振るわず、苦戦を強いられた。また機能性表示食品が増える中、各社、トクホ飲料の商品付加価値だけでなく、SNSを活用したサービスなどで継続利用を促す販促活動に力を注ぐ。

 乳製品トクホは、消費者の自己防衛意識が一層高まり、販売量が増加。明治、森永乳業、雪印メグミルクの大手3社ともヨーグルト商品は前年比をクリアした。一方、機能性表示食品とのすみ分けの必要性が指摘される中、消費者庁では、疾病リスク低減表示の拡大・拡充の検討を進める。機能性表示食品と異なる領域だけにトクホ業界の期待も大きく今後の動向が注目される。つづく

 

 

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