【無店舗販売ルート】 店頭からEコマースへの切り替え増

 新型コロナウイルスの感染拡大は、サプリメントの販売チャネルに大きな変化を及ぼしている。海外では、店頭販売からEコマースへの切り替えの動きが広がり、2020年のEC市場の成長率は60%を超えるというデータも。中国向けの越境ECは好調を維持している。

 国内でも“巣ごもり”で通販への需要が拡大。2020年上半期は、免疫ニーズの高まりから、プロポリス、乳酸菌、マルチビタミン系のサプリや除菌スプレー等が飛ぶように売れた。政府は5月、非対面型ビジネスモデルへの転換を推奨する補助金制度を新設。アフターコロナ下では、大手から中小までEコマースの利用拡大が見込まれている。

 一方、訪販・MLMは、感染症対策の観点から制限を受けることも多く、セミナー・イベントの自粛で新規顧客の獲得機会が減少。先行きの見通しが立たない状況が続いている。つづく

 

 

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