特集【2020年上期総括・健食受託加工・製造】 経営状況「良好」は3割に

 本紙編集部は、健康食品の受託加工・製造企業188社(有効回答86社)を対象とした調査を実施した。今年上期の経営営状態が「良好」と回答したのは31%で前年調査と比べ12ポイント減少。「悪かった」は13ポイント増え、健康食品業界においても、新型コロナウイルスの影響が反映された結果となった。

 ここ数年、好調だった海外向けのOEM供給もブレーキが掛かった。国内市場では、取引先の販売チャネルによって受注量の差が激しく売上高の増減に影響した。一方、免疫サポート、巣ごもり太り対策など新たな需要が生まれた中、ニーズにあった商品開発・企画をいち早く提案し、業績を伸ばした事業者もある。

 製造現場では、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する第2波、3波に備え、ウイルス対策の強化を徹底するとともに、安定供給体制の確立を進める。人気受注素材では、「乳酸菌」が昨年に続き、上期受注実績、下期受注予想ともに1位を獲得。健康食品市場をけん引している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1694号(2020.6.17)で
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