【TOPIC】  静岡県、緑茶の免疫力向上効果を発信

 静岡県は3月、「緑茶の免疫力向上効果の発信による静岡茶の振興」について公表した。同知事記者会見の提供資料として示された。

 緑茶は免疫力を向上させる機能が検証され、インフルエンザの予防にも効果的であることから「県民の健康増進のために情報発信し消費拡大にもつなげる」と発表された。また、緑茶に含まれる茶カテキンについて、インフルエンザウイルスの表面にある突起に結合し、細胞表面にウイルスが吸着するのを妨げる機能があることも紹介された。

 静岡県立大学が小学生2,600人を対象に行った調査では、緑茶を1日1~5杯、週6日以上飲むと、インフルエンザの発症が約40~50%減少する結果が得られている。このほか参考として、近年報告された茶の機能・効用にインフルエンザ等予防、アレルギーの改善、認知症予防、肥満防止、ストレス抑制につながることも紹介された。

 川勝平太静岡県知事は定例記者会見で、静岡県名産の「お茶」による健康増進を呼びかけ、「お茶はさまざまな健康パワーを持つので、お茶のある生活で健康増進と免疫力向上を図ってほしい」とした。

 

 

詳しくは健康産業新聞第1691号(2020.5.6)で
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