機能性表示食品確認作業の透明性や受理期間、半数が「不満」

 健康食品産業協議会は4月15日、事業者を対象に実施した機能性表示食品制度に関する調査結果速報を公表。今回の調査結果は消費者庁とも共有しているという。調査は今回で2回目。産業協議会のガイドライン分科会が昨年12月から今年2月にかけて、業界団体会員や届出を検討している事業者などを対象にインターネットで実施、176社からの回答を分析した。

 制度の満足度調査では、最も満足度が高かったのは「食品表示企画課窓口の電話のつながりやすさ」で約3割だった。一方、「とても満足」「やや満足」の合計が10%を下回ったものは「消費者庁確認作業における透明性」「差戻し理由・コメント内容のわかりやすさ(意図の理解しやすさ)」「差戻し指摘事項の整合性(消費者庁担当ごとの相違)」「検証事業における変更届出期限の長さ」の4項目。「公開(受理)に至るまでの時間」は、「とても満足」「やや満足」の合計は約1割にとどまった。

 「やや不満」「とても不満」の合計が最も多かったのは「消費者庁確認作業の透明性」で55.2%。「公開(受理)に至るまでの時間」が50.0%でこれに続いた。ただ「どちらともいえない」との声が6割を超えるものもあり、評価を判断しかねる企業もあるようだ。

 

 

詳しくは健康産業新聞第1691号(2020.5.6)で
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