RJ公取協総会、北大研究で脳関連の新特許

 (一社)全国ローヤルゼリー公正取引協議会は3月3日、都内で定時総会を開催。北海道大学の研究により、ローヤルゼリーで脳関連の特許査定が得られたことを報告した。

 山木康孝会長は冒頭、「コロナウイルスは発生元が中国であり、ローヤルゼリー、ハチミツ業界においては非常に大きな問題。経済的な影響も相当大きく、いつ終息に向かうかの状況も分からない中、皆様も非常に苦労されていると思う」と労い、「1日も早いウイルスの終息と、経済的な影響の終息を願ってやまない」と述べた。

 また、北海道大学への委託研究で、ローヤルゼリーが血中CCL11濃度を低減させることが判明し特許査定を得たことを報告。昨年12月、北海道大と特許権の譲渡に関する契約書を締結しており、早ければ3月中には会員企業の特許利用が可能になるという。CCL11は、若年マウスのニューロン新生の低下および学習と記憶の機能低下をもたらす因子として同定されたケモカインタンパク質の一種。その低減は、アレルギーの抑制、学習、記憶、認知機能の維持、改善などにつながることが期待されている。つづく

 

 

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