特集【コラーゲンペプチド】 販売量過去最高5,839tも、原料不安定響き伸び率は鈍化

 昨年発表されたゼラチン・コラーゲンペプチドの販売量調査の最新版では、平成30年度のコラーゲンペプチドの販売量は5,839tと過去最高に。第2次コラーゲンブームとも呼べるここ数年のコラーゲンニーズの急増を反映する形となった。
 
 一方で懸念事項も。先の調査では2年連続で過去最高販売量を更新しつつも伸び率が鈍化している点だ。フィッシュコラーゲンの超過需要から一次原料となる淡水魚の鱗や皮の原料不足や価格急騰が深刻な状況になったが、原料のタイト感による顧客離れが影響した可能性が高い。

 現在コラーゲンの利用拡大は国内のみならず世界規模で広がっており、特に北米や東南アジアの伸びが著しい。引き続き売り手市場にあるなかで、原料サプライヤー各社の供給体制が今後の市場拡大の鍵を握りそうだ。つづく

 


詳しくは健康産業新聞第1687号(2020.3.4)で
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