【話題追跡】 植物由来食品「プラントベース」、2020年食トレンドの背景にあるものは!?

 植物性原材料を中心にした加工食品「プラントベース・フード」。トレンド情報誌『日経トレンディ』は昨年末、毎年恒例のヒット予測2020を発表し、国産・植物肉バーガーを選出した。国内市場では昨年、植物性商材専門の展示会が都内で初めて開催されるなど、プラントベース市場の拡大機運が一気に高まった。

 市場では大豆ミートの国内生産量が増加傾向にある。日本植物蛋白食品協会によると、2019年は33,297tで、2010年と比較して41%増で推移。植物性タンパクの使用用途も拡大傾向にあり、水産練り製品や食肉製品、各種調理食品、パン・麺・菓子類などが続々登場している。

 食品宅配サービスを行うオイシックス・ラ・大地は昨年、代替え肉のハンバーグパティ『国産きのこハンバーグパティ』を投入した。イケア・ジャパンでは昨年、べジドッグなどのレストランメニューを開発。食感を追求した商品や大豆臭を軽減した商品開発も活況を呈している。

 今年は食肉大手の日本ハムや伊藤ハム、大手食品卸の日本アクセスが相次ぎ参入。大豆を主原料にしたハムやソーセージ、ハンバーグ等の製品化に拍車が掛かっている。大手の参入で市場の変化は加速度を増しているといえる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1686号(2020.2.19)で
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