Care Show Japan2020、2日間で1万3,807人
予防医学や介護食など最新の医療・介護関連製品・サービスが集う専門展示会「Care Show Japan(ケアショー・ジャパン)」(UBMジャパン主催)が1月28日・29日の2日間、東京ビッグサイト青海展示場で開催された。前回より同時開催となった「ヘルスケアIT」に加え、今回は「保険薬局支援展」と「未病産業展」を新設し、合計7つの専門展示会を同時開催。企業350社が最新の製品・サービスを披露、1万3,807人が来場した。
「統合医療展」では、医療法人社団森愛会・鶴見クリニック理事長で医師の鶴見隆史氏が免疫治療で使用するサプリメントシリーズ(イムノカーサ)や、横浜市立大学名誉教授の鮎澤大氏が開発したアーユルヴェーダ美容・健康長寿製品(イチバンライフ)ほか、医療機関での実績を持つミミズサプリメント(エンチーム)やワタナベオイスターシリーズ(渡辺オイスター研究所)、メディカルサプリ(ヘルスエイジ)などのプロ向け製品が関心を集めた。
新設の「保険薬局支援展/未病産業展」には、医療機関に実績のあるプロ向けサプリメント(日本ダグラスラボラトリーズ)や、調剤薬局向けサプリメント(星製薬)、限定ルート向け黒酢(養命酒製造)をはじめ、ベジチェック(カゴメ)、アロマ空間デザイン(CSE)、電子血圧計・体温計(テルモ)など非食品分野の注目商材も数多く出品され、「調剤関係者の関心が高く驚いた」「薬店関係者の関心の高さに手応えを感じた」などの声があった。
「メディケアフーズ展」では、介護食用寒天(伊那食品工業)ほか、中国と日本で抗アレルギー剤の特許を医薬品と食品で取得している国産チシャトウ(大森ヘルスケア)、メディカル向けデルモンテおろしシリーズ(キッコーマン食品)、おかゆ調整食品(キッセイ薬品工業)、栄養補給食(キユーピー)、和の発酵食品(コーセーフーズ)、中鎖脂肪酸関連商品(日清オイリオグループ)、仕込み素材・切身シリーズ(日本食研ホールディングス)、嚥下調整食(マルハニチロ)、ガラクトオリゴ糖(ヤクルト薬品工業)などが盛況だった。
「ヘルスケアIT」では、簡単測定で体と心のセルフチェック『健幸ai(アイ)ちゃん』(DKH)ほか、AGEsセンサ(シャープマーケティングジャパン)、目の健康セルフチェック(参天製薬)、ゲノム多型解析サービスを用いた課題解決(ヤフー)など、AI、アプリ、ゲノム解析、センサによる最先端テクノロジーを活用した予防・医療・介護向けソリューション&サービスが注目を集めた。
次回は2021年2月24日(水)~26日(金)の3日間に会期を延長し、東京ビッグサイト西3・4ホールで開催。なお、39回目を迎える「健康博覧会」、4回目となる「FOOD DESIGN EXPO」(西1・2ホール&アトリウム)との同時開催となる。
詳しくは健康産業新聞1686号(2020.2.19)で
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