ファンクショナルフード学会 機能性表示、生鮮食品の種類増加
「第16回ファンクショナルフード学会学術集会」が1月11日、都内で開催された。当日は医療関係者、健康食品、食品関係者など約80人が参加した。
基調講演では、農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門の山本万里氏が、機能性表示食品制度における農林水産物の活用状況について報告。生鮮食品は、ミカン、大豆もやしをはじめ、メロン、鶏胸肉などが受理されていることを報告。また単一の農林水産物のみが原材料である加工品も緑茶をはじめ、冷凍ホウレンソウ、蒸し大豆などが受理されていると述べた。
同氏は、「含まれる機能性成分によって機能性表示食品、栄養機能食品に使い分けるなど、事業者は戦略的な販売をしている」と事例商品を交えて説明。同機構では、活用できる研究レビューを公開しており、トマトリコピン、鶏肉イミダゾールジペプチド、緑茶カテキン、さつまいもアントシアニンなども2019年度内に公開予定だという。また「ガイドライン修正により、γ-オリザノールの研究が活発化しており、生鮮食品の機能性表示食品の受理に期待したい」と述べた。つづく
詳しくは健康産業新聞第1685号(2020.2.5)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら