関連団他の新年賀詞交歓会相次ぐ

 健康・自然食品など業界関連団体の新年賀詞交換会が1月上~中旬に相次いで行われ、各団体が今年度の目標や施行される新制度等について方針を語った。


◆日健栄協 「情報公開進め、より信頼度高める1年に」(山東会長)

 (公財)日本健康・栄養食品協会は1月17日、都内で新春賀詞交歓会を開催、約270人が参加した。主催者挨拶で山東昭子会長は、「特定保健用食品について、公正競争規約の策定に向けて協議会を設置することになっている。4 月早々の運用開始を目指し、関係者の協力のもと作業を進めていきたい」と述べた。また「消費者の理解を深めていく1年にしたい。日本中、世界中の人に日本の健康食品を理解し利用して頂きたい。会員企業には世界に発信できる企業になって欲しい」と語った。

◆全健協 「変わり方を考える年に」(杢谷理事長)

 特定非営利活動法人全日本健康自然食品協会は1月17日、都内で新年賀詞交歓会を開催した。同協会理事長の杢谷正樹氏は、「自然食専門店と量販店、ネットと実店舗が対抗軸だった時代は終わった。農業就業人口はこの20年間で414万人から168万人に減少。時代は大きく変化している。こうした状況を見極め、全健協も今年1年を掛け、変わり方を考える年にしたい」と挨拶した。

◆通販協 「共感や希望につながる、新しい価値を」(阿部会長)

 (公社)日本通信販売協会は1月10日、都内で新年賀詞交歓会を開催し、会員企業などから約500人が出席した。冒頭、会長の阿部嘉文氏は、「科学技術や通信技術が飛躍的に進歩し便利になったが、ライフスタイルや価値観が変化。通信販売に求められる役割も大きく変わる。利便性、特徴ある商品の提供といった従来からの強みに加えて、今後は消費者の未来に寄り添い、新しい価値、新しいサービスの提供が求められていくのではないか」と展望。本年の協会の重点ポイントについては、アフィリエイト広告など「広告表示の問題についての対応、健康食品の公正競争規約作成への取り組み、物流の効率化など様々な課題に向き合って努力を重ねていきたい」と、会員企業の協力を呼びかけた。

◆通販協 九州賀詞交歓会には100人が参加

 同協会・九州地区新年賀詞交歓会が1月16日、ホテルオークラ福岡で開催され約100人が参加。㈱やずや代表取締役社長の矢頭徹氏が乾杯の音頭をとり、消費者ニーズの多様化が進む中、「変化する消費者の心理にどう対応していくが一番重要になる」とし、「九州は昔から業界の仲が良い。皆で知恵を出し、協力する、競争すると上手に分けながら成長してきた。やるなら楽しく、意見交換をしながら力を合わせて発展していく、そんな1年にしたい」と述べた。

◆HAPI 体調改善機器から「健康増進機器」に認定名称変更を発表

 (一社)日本ホームヘルス機器協会は1月10日、都内で新年賀詞交歓会を開催。冒頭の挨拶では、山本富造会長から、一昨年10月にスタートした健康機器の認定制度「体調改善機器」の名称を「健康増進機器」へ変更することが明らかにされた。「健康増進機器」の名称は、全国医薬品等広告監視協議会(通称・六者協)から提案を受け、同日の理事会で決定したという。健康増進機器への名称変更は、商標登録の確認などを経た後、厚労省を通じて全国の都道府県に周知される予定だが、具体的な日程は確定していないとのこと。つづく

 

 

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