第25回JC・OEMセミナー開催、異物混入防止、ヒト型ロボット活用などについて解説

 日本化粧品受託製造業懇談会による第25回JC・OEMセミナーが10月8日、都内で行われ、化粧品受託メーカーなど関係者約190人が参加した。

 アース環境サービス㈱学術部課長博士・島﨑光巨氏は、「リスクマネジメントに基づく異物混入防止活動」と題し講演。製造環境・施設・設備における製品汚染や異物混入の原因となる物質について、原料等の容器・包装から生じるもの、製造装置外面や近傍設備の破損・劣化によるもの、製造装置内部の破損・劣化によるもの、清掃用具の劣化によるもの、清掃不足によるもの―― など、工場内にある物全てが原因物質になると認識する、見えないところに原因物質が潜んでいるという心構えで現場確認を行う必要があるとした。

 また具体例として、製造場所の天井の梁や配線の塗装片やサビが落下して混入するケース、応急処置に使用したテープやビニール紐が劣化して混入するケース、破損・劣化した清掃用具を使用することで破片や劣化片が混入するケースなどを紹介。対策については、全員参加で衛生管理活動を行うことが原則とし、社員に案を出して貰い、実現可能な予防プログラムを確立・運用することなど例を挙げて解説した。

 カワダロボティクス㈱広報室室長・藤井洋之氏は、「ヒト型ロボットNEXTAGEを活用した、人手不足時代のものづくり」と題し、自社のヒト型ロボット『NEXTAGE』のスペック紹介や適用例、実際の導入事例などについて紹介した。

 


詳しくは健康産業新聞第1679号(2019.11.6)で
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