「日加修好90周年」イベントにバイヤーら約80人

 カナダ大使館は8月6日、「日加修好90周年」を記念したイベントを開催、カナダの商材取扱いを希望する食品・飲料バイヤーなど約80人が参加した。

 昨年末に締結された、日本とカナダとの間で締結された初の自由貿易協定CPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)を記念し、会場には、今後日本への更なる流通が期待されるカナダ・ケベック州産メープルシロップ配合のメープルシロップウォーターや冷凍ブルーベリー、アマニ油、サクランボほか、カナダ産小麦使用の高級食パン、ベリージャム、グルテンフリードリンク、ハーブ・海産物等を配合した各種アルコール飲料などが紹介された。

 会場入口すぐには、ケベック州セントローレンス川で採れた昆布をジンに漬け込んだ『サン・ローラン・ジン』の試飲も。同品は、コリアンダーシードや桂皮、甘草、レモンピール、ギニアショウガなど10種のボタニカル素材を配合。「健康志向の高まりを背景に人気がある」という。

 カナダ・ヴィクトリア州の老舗ホテル「ザ・フェアモント・エンプレス・テル」と、地元で著名な「ヴィクトリア蒸留所」との共同開発品『エンプレス』も話題に。同品は、8 種類のボタニカル天然素材を配合。バタフライピーの花から抽出した鮮やかなインディゴブルーの液体に、トニックウォーターを注ぐと紫色に変化することで会場を沸かせた。

 カナダ・ケベック州産メープルシロップは、世界市場の7割超を占める。240種類ものアロマとフレーバーを含み、「漬ける」「からめる」「混ぜる」「マリネして、かける」など、さまざまな用途別レシピが提案されている。

詳しくは健康産業新聞第1675号(2019.9.4)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら