冷夏で熱中症対策品が苦戦

 ドラッグストアでの健康食品販売が29ヵ月ぶりにマイナスとなったことが、経済産業省が8月30日に発表した7月の商業動態統計の速報値でわかった。冷夏の影響で熱中症対策飲料などが苦戦した。

 7月のDgS全体の販売額は5,775億円で、前年同月比は1.9%増。「調剤医薬品」が好調で、4ヵ月連続の2ケタ増となった。DgSを牽引する「食品」も引き続き伸びている。店舗数は同5.1%増の1万6,116店に増えた。

 サプリメント、ダイエット食品、青汁など「健康食品」の7月の販売額は198億円となり、同3.9%減。連続プラス記録は途切れ、29ヵ月ぶりのマイナスに転じた。経産省では、「経口補水液など、熱中症対策の飲料が伸び悩んだ」(サービス動態統計室)としている。なお「健康食品」の2019年1~7月累計販売額は1,291億円で、前年同期比は2.6%増となる。

詳しくは健康産業速報第2360号(2019.9.3)で
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