リンクアンドパートナーズ調査、漫画インフルエンサーの活用が増加

 近年、SNS広告で漫画インフルエンサーを活用したプロモーションが台頭してきた。写真や動画だけでは表現できない内容を伝えることができるなど、化粧品や健康食品のプロモ―ションにも利用が増えている。インターネットマーケティングを手掛ける㈱リンクアンドパートナーズ(東京都渋谷区)は、4月12日から16日の間、企業のマーケティング担当者511人にSNS広告についてアンケート調査を行った。業種は、IT業界が最も多く、次いでエンターテイメント業界、小売業界、教育業界、金融業界、ヘルスケア業界などにわたる。

 

 511人の内、漫画インフルエンサーを活用している人は256人で、SNSインフルエンサーに依頼している人は254人だった。共に使用した媒体は「Instagram」が最も多く「X」が続いた。インフルエンサーを活用したPRの結果についての質問に対し「商品PRがとてもうまくいった」と答えた割合は、SNSインフルエンサー5.1%に対して、漫画インフルエンサーは34.0%だった。

 

 インフルエンサーを選定する際の重要な項目について「商品やサービスとの親和性」を重視する人は、漫画インフルエンサーの37.1%に対して、SNSインフルエンサーは29.5%だった。「インフルエンサーへの依頼事項でどのような行動を指示したか」について、「商品購入へのリンク」は、漫画インフルエンサー利用者は37.9%、SNSインフルエンサー利用者は32.7%、「公式アカウントのフォロー」は漫画インフルエンサー利用者は50.4%でSNSインフルエンサーは47.2%だった。一方、「課題に感じていること」の質問に対して、最も多かったのが「認知はされたが購買につながらなかった」が、漫画インフルエンサー利用者は36.3%でSNSインフルエンサー利用者は42.1%だった。つづく

 

 

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