23年の美白スキンケア市場、前年比6%増

 TPCマーケティングリサーチ㈱が3月7日に発表した美白スキンケアについての市場調査によると、2023年の美白スキンケア市場は、前年比5.9%増の2,696億円で、2016年以降で最も大きい伸長率となった。コロナ明けの外出増加やレジャー需要の回復が本格化したことが要因とし、市場はコロナ前の水準にまで回復したという。

 

 ブランド別では、『メラノCC』(ロート製薬)、『HAKU』(資生堂)、『パーフェクトワン』(新日本製薬)がトップ3。その他多くのブランドが、コロナ明けの追い風を受けて好調に推移。成分別では、『ビタミンC誘導体』の売上高が最も大きい一方で、『ナイアシンアミド』の増加傾向が顕著であり、2023年は『トラネキサム酸』を抜いてシェア2位となった。

 

 同社では、近年の傾向について、「肌への効果」や「成分」を重視する消費者が増えている点、美白を意識し透明感のある肌を目指すケアがトレンドとなっている点を挙げ、“美白ケア+α”を謳う多機能製品の展開が多くなっており、なかでも「美白×シワ改善」や「美白×毛穴」「美白×抗炎症」を打ち出す商品が増えているとしている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1785号(2024.4.3)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら