ウエルシア×ツルハ、スギ×I&HなどDgS再編進む

 2月にドラッグストア大手の再編が相次いだ。2月28日には業界トップのウエルシアホールディングスと 2位のツルハホールディングスが資本業務提携を、2月27日には業界 6位のスギホールディングスが調剤事業を展開するI&Hグループの子会社化をそれぞれ発表した。ツルハHD、イオン、ウエルシアHDでは、ドラッグストア業界における出店余地の減少、薬価の引き下げ、価格競争の激化など事業環境の厳しさが増す中、店舗開発や調剤併設化、物流効率化、DX・ECの推進等に関する相互協力など、3社の経営資源を活用し、連携を進めていく。

 

 一方、スギホールディングスグループは、年間1400万枚応需する処方せん調剤事業に加え、リアルとデジタルを連携させた予防・未病領域の事業展開を強化。当期(2024年2月期)連結業績予想は売上高7,425億円を見込む。I&Hグループ子会社化の背景には、調剤事業を中心にその周辺事業を拡大する点や、店舗常駐の管理栄養士による栄養相談を展開する点などを評価した。なお、I&Hグループの直近2024年5月期の連結売上高は2,233億円。今後、2社間の事業ノウハウやリソースの融合でさらなる事業成長を目指す。株式譲渡実行日は 8月30日を予定。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1784号(2024.3.20)で
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