ZOOM UP【β-グルカン】 免疫作用有する実力素材

 酵母由来β–グルカン(β–1,3/1,6グルカン)は、1940年代にパン酵母の細胞壁から発見された。60年代初頭から免疫システムに関する多くの有効性データが発表されたのを皮切りに、生体防御機能や腸管免疫機能に関連する多くの研究成果が発表されてきた。関連する化学レポートは週に50本以上ともいわれるなど、天然の免疫調節物質としてのエビデンスはトップクラスを誇る。

 

 海外調査会社のグローバルインフォメーションが発表した市場調査レポート「ベータグルカンの世界市場」によると、食品や飲料、パーソナルケア、医薬品、栄養補助食品、動物飼料用途でのβ–グルカンの世界市場規模は2020年時点で 4億380万ドルとしており、年成長率7.6%で伸長。2026年には 6億2,830万米ドルに達すると予測している。「より健康的な代替品への需要の高まりと、健康的な食材への消費者の嗜好の変化がβ–グルカンの需要と市場の成長を促進すると考えられる」と分析。 “イミューンヘルス”としての引き合いはさらに強くなるという。

 

 一方、国内でもコロナの影響によって免疫機能についての関心は高く、乳酸菌をはじめとした食品による免疫対策も認知されるようになってきた。酵母や細菌由来のβ-グルカンは免疫領域での有効性が確認されている実力素材で、今後食品としての利用拡大に期待が寄せられる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1783号(2024.3.6)で
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