特集【注目の関節対応素材】 「ロコモ」「スポーツ」「機能性表示」キーワードに商品開発が活発化

 本特集で紹介する注目の関節対応素材の多くは、国内流通量1,300tを誇るグルコサミン市場へのマーケットイン戦略を推進。「抗炎症・鎮痛」「関節のこわばり抑制」「骨密度・骨強度改善」「筋肉サポート」等を切り口に、“グルコサミンのサポート”素材として、着実に流通量を拡大してきた経緯がある。その後、単体でのエビデンス解明や体感性が評価されると共に、機能性表示食品制度も追い風となり、主剤としての採用が急ピッチで進んだ。しかし、グルコサミンやコンドロイチンなどと比較して、素材認知は低い。

 

 某通販企業では、「近年、体感性やエビデンスが高いレベルにある関節対応素材が数多い。消費者認知があれば採用したい素材はある」とコメント。某大手ネットワーク販売企業では、「以前は独自性を求めていたが、やはり一定の素材認知は必要。その上で、ストーリー性や付加価値のある素材を模索している」とする。そのため、原料サプライヤーでは、一般食品への配合提案や外食産業やアスリートとのコラボを加速し、素材認知の拡大を図る。また、ウコン(クルクミン)、DHA、クロレラなど、認知度が高い抗炎症素材を関節対応サプリ市場に提案する動きも目立つ。

 

 本特集では、抗炎症と筋肉リカバリー機能を併せ持つ「MSM」、機能性表示対応素材として需要高まる「非変性Ⅱ型コラーゲン」「プロテオグリカン」のほか、関節サポートで機能性表示食品として新規受理された「クルクミン」、米国から上陸した関節対応の大型素材「ユニべスティン」、オリーブ由来の高水溶性粉末「ボンオリーブ」、植物由来の抗炎症素材「ボスウェリア」「グァバ」「ショウガ」「タートチェリー」、タイでブレイクするコラーゲン含有ミネラル複合体「プロテタイト」など、注目の関節対応素材を供給するサプライヤーの最新動向を紹介する。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1781号(2024.2.7)で
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