【話題追跡】 睡眠市場、注目度上昇 政府・流通も本腰

 厚労省が昨年末に取りまとめた「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(案)によると、睡眠による休養を十分取れていない人が増加傾向にあるという。健康日本21の目標でも「実際には減るどころか増加傾向が続いている。特に50歳代において増加の度合いが大きかった」としている。今回のガイドでは「成人」「こども」「高齢者」ごとに推奨事項をまとめ、より細分化した内容とした。政府が睡眠問題の慢性化を問題視するものの、食生活や運動などの生活習慣対策に取り組むことができない人が多いのも実情といえる。

 

 睡眠対策の重要性が高まる中、睡眠をテーマとする機能性表示食品の取り組みが活発だ。関与成分はGABA、L-テアニン、乳酸菌、ラフマ由来イソクエルシトリン、サフラン由来クロシン、サフラン由来サフラナール、クロセチン、グリシンなど。素材別受理数のトップは、GABAの281品目(1月6日現在)で、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上などのヘルスクレームが受理されている。

 

 こうした機能性表示食品に対するリピート需要も高まっている。全国20歳以上の男女1,000人に聞いた「睡眠の質向上の機能を持つ商品に関する調査」(ネオマーケティング)では、リピート購入したい人が約8割を占めるという調査結果を示した。調査対象は、『ヤクルト1000』『グリナ』『LIBERA』『ピクミルミラクルケア』『ネオナイト』『ネルノダ』『ナイトミン』『ドリエル』など。購入理由について、ドリンク・菓子は全ての商品で「美味しいから」がトップに。サプリメントは「睡眠の質を維持したいから」が最も多かった。今年は流通チャネルも睡眠商材に注力していく機運が。某大手コンビニからは、「睡眠サポート食品・飲料を強化していく」との声が寄せられた。つづく

 

 

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