矢野経済調査 健食の摂取者約3割、利用素材1位は「乳酸菌」

 ㈱矢野経済研究所が12月27日に発表した「健康食品に関する消費者アンケート調査」で、対象者の約3割が健康食品を摂取していることが分かった。摂取している健康食品の成分・素材のトップは「乳酸菌」だった。20~70代以上の男女4,356人を対象に、健康食品(サプリメント)の摂取状況について調査した。

 

 その結果、「現在摂取している」(19.5%)、「ときどき摂取している」(7.1%)、「必要に応じて(不定期に)摂取している」(7.0%)の合計は3割超だった。健食利用者は男女ともおおむね2~3種類を摂取。1ヵ月当たりの支出金額は、20~30代で2,000円前後、40~50代で2,000円台後半~3,000円前後、60代以上では男性3,000円台前半、女性4,000円前後だった。年齢によって摂取している種類は大きく変わらないとしつつ、「支出金額は増加していく傾向がみられた」としている。

 

 摂取している健康食品の購入場所は、男性は全年代で「Amazon、楽天市場などのショッピングサイト」がトップ。一方、女性は20~30代が「ドラッグストア、薬局・薬店」、40~50代が「Amazon、楽天市場などのショッピングサイト」、60代以上が「健康食品メーカーの通販サイト」が1位となり、年代によって差が見られた。摂取している健康食品の成分・素材は、「乳酸菌」が29.2%で最も多く、以下、「ビタミンC」が28.8%、「マルチビタミン・ミネラル類」が25.6%、「ビタミンB」が20.8%、「DHA・EPA」が20.1%と続いた。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1780号(2024.1.17)で
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