【23年下期の人気受注成分/アイテム】 ナイアシンアミドが成分トップ、ヘアケア製品の人気定着

 2023年下期の人気受注成分(複数回答)を調査した結果、前年調査で2位だったナイアシンアミドがトップとなった。美白や抗シワ作用を表示可能な医薬部外品成分として定番化していることがうかがえる。2位には幹細胞(ヒト・植物含む)がランクインし、トップ2は前年と変わらず。さらに幹細胞内に存在し、情報伝達の役割を果たすとされるエクソソームも上期調査に続いてランクインした。定番のビタミンC・ビタミンC誘導体は、刺激を低減した原料等の開発が進み、近年人気が再燃しているという。この他、医薬部外品で抗シワ作用が表示可能なレチノール(ビタミンA含む)も圏外から一気に上位にランクインした。

 

 一方、2023年下期の人気受注アイテム(複数回答)を聞いた調査では、ヘアケア(イン・アウトバス含む)がトップを維持した。I-neやヴィークレアを筆頭に、ドラッグストアなどの店頭でも1,000円を超える中高価格帯シャンプー・トリートメントが定番化している。コロナ収束後もニーズは高止まりしている様子から、髪や頭皮の健康・美容にこだわるライフスタイルが定着していることがうかがえる。またSDGs意識の高いユーザーから支持される固形シャンプー・トリートメントの開発も活発化。昨夏には、牛乳石鹸共進社も参入し、話題を集めている。この他、最近ではアホ毛ケア製品、スカルプ美容液など、ヘアケア製品の細分化が進んでいることもうかがえた。

 

 

詳しくは健康産業新聞1778号(2023.12.20)で
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