連載【自然食品店・オーガニック専門店の戦略】 地元客から観光客まで、幅広い客層を獲得

 プレマ㈱が運営する自然食品専門店「プレマルシェ・オーガニクス」(京都市中京区)は、店舗に高気圧酸素ルームを併設するほか、近隣にジェラート店やカフェ・レストランも展開。ヴィーガンやアレルギー対応はもとより、あらゆる食文化の人が利用できる店舗運営を目指している。売れ筋や集客施策について、店長の小泉由紀氏に話を聞いた。

 

 域密着型店舗です。幅広い来店を促すため、近隣にレストラン等も営業しています。このため、客層は子育て世代から高齢者、家族連れ、観光客など幅広いです。コロナの5類移行を受け、最近は旅行客が観光コースのひとつに当店を組み込むケースも目立ちます。売れ筋は、『元気★水溶性CBDの素』(プレマ)、『有機ざくろジュース』(ジョージアズ ナチュラル)、『プラントメイト(代替ミート)』(オーガニックプラントプロテイン社)です。CBDは、スポーツ愛好家などに支持されていましたが、最近では40・50代男性のリピート購入が需要を後押ししています。

 

 集客施策は、広報誌『らくなちゅらる通信』の配布を進めています。料理研究家によるレシピ、ドクターの記事などが掲載されています。店頭ではクッキング動画の放映も行っています。美味しいレシピを紹介することで、“自然食品は美味しくない”というイメージの払拭に努めています。こうした取り組みで、若い世代を中心とした新規顧客を獲得していきたいです。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1778号(2023.12.20)で
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