「サラシア製品の輸出に商機」(城西大学・和田教授)
サラシア属植物普及協会は11月17日、都内で「サラシア属植物普及協会講演会・懇親会」を開催。城西大学薬学部医療栄養学科教授の和田政裕氏が、「保健機能食品としてのサラシア」と題して講演を行った。同氏は、「サラシアの食経験は20年以上の実績を積み、安全な素材として認知されてきた」と述べた。一方、諸外国では商品化が進んでいないことに言及、「これから世界展開できる可能性は十分にある。南米やヨーロッパへの浸透に希望がもてる」との見解を示した。国内市場について、「糖尿病予備群などに対し、薬局で血糖値測定ができるようになれば、売り込める可能性も高くなる」と述べた。
サラシア研究について、「ボグリボース(食後過血糖改善剤)を併用しても血糖値降下作用は増強しない論文があるほか、インスリン投与に対しても同じような傾向がある」と説明。薬物動態や薬理動態における相互作用も論文上では見受けられないことから、「サラシアは健康食品として理想的な素材といえる」とした。つづく
詳しくは健康産業新聞1778号(2023.12.20)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら