「お米の未来を考えるシンポジウム」に450人

 お米の未来を考えるシンポジウム「これまでのお米、これからのお米。」(事務局:築野グループ㈱)が12月8~9日、京都大学百周年記念ホールで開催され、約450人が参加した。11の講演と42題のポスター発表を実施。同時開催イベント「これこれお米祭り」では、講演「勉強、仕事、スポーツ、生活のパフォーマンスを上げる~カラダを整える玄米食のすすめ~」や、「お米の循環からはじまるサーキュラーエコノミー」をテーマとしたトークセッションを行った。企業のブース出展や、米油の搾油体験などがあり、同イベントには消費者らが多数来場した。

 

 シンポジウムでは学識者ら11人が登壇した。福島大学食農学類附属発酵醸造研究所IFES教授の松田幹氏は、「栄養価も高くカラダに優しいお米のプロテイン」との演題で講演。米のタンパク質は必須アミノ酸のバランスが良いことなどを解説した。山形大学大学院農学研究科教授の渡辺昌規氏は、「米由来タンパク質の国内安定供給の可能性と植物由来代替肉の開発」と題して講演。栄養価の高い脱脂米糠の有用性に言及した。同氏は従来の稲作から、「機能性成分+白米」を生産する収益性の高い稲作へのパラタイムシフトが必要ではないか、と述べた。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1778号(2023.12.20)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら