【トピックス】 過体重と肥満の経済的影響、2035年までに 4兆ドル超

 世界肥満連盟(World Obesity)が発表した報告によると、肥満について、予防、治療、支援が改善されなければ、世界人口の半数以上が12年以内に過体重と肥満を抱えて暮らすことになると予測している。連盟が発行する「世界肥満アトラス2023」によると、肥満によって引き起こされる世界経済への影響は、2035年までに年間4兆3,200億ドルに達すると試算。これは世界のGDPの約3%に相当し、2020年の新型コロナウイルス感染症の影響に匹敵するとしている。

 

 世界人口の大部分(51%、または40億人以上)が、現在の傾向が 広がれば2035年までに4人に1人(約20億人)が肥満になるという。小児の肥満も深刻で、2035年までに2020年レベルから2倍以上に増加する可能性があると予測。連盟では、世界中の国家で肥満行動計画の策定に緊急性が求められていると警鐘を鳴らした。

 

 

詳しくは健康産業新聞1776号(2023.12.6)で
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