Nint調査、原発処理水放出後の中国越境ECに大きな打撃

 調査企業のNintは10月20日、中国の主要ECモ ール「天猫(Tmall)」「タオバオ(Taobao)」「京東(JD)」の2023年8月1日~9月18日の越境EC販売金額を集計・分析した結果について、セミナーを開催し解説した。8月24日から始まった福島第一原発の処理水放出の影響を受け、処理水放出前に一時的な駆け込み需要が発生した後、日本ブランドの販売金額は全体に対し最大18%減少したことが分かった。

 

 カテゴリー別では、「食品/保健」製品は処理水放出前の8月14~20日、前年比6%増で、8月24日の処理水放出前に一時的な駆け込み需要が見られ、放出後の9月4~11日には、21%減となった。「底打ち感は見られない」としている。「スキンケア/ボディケア」製品も処理水放出前、前年比36%増の駆け込み需要が発生し、放出後の9月4~11日には、35%減少した。「底打ち感は見られない」としている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1775号(2023.11.1)で
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