【話題追跡】 女性の骨密度対策にビジネスチャンス

 フェムケアをテーマに、更年期、PMS対策、むくみといったカテゴリーのサプリメント提案が活発化する中、“骨密度”のキーワードに反応する女性購買層が増えている。「フェムケア関連サプリの新商品の中でも、“骨密度”に触れた商品の売れ行きが好調」――。各種のサプリを展開する対面販売の某販社から、取材の雑談の中でポロッと出たコメントのひとつだ。機能性表示食品では、「骨」を謳う商品だけで346品(10月11日現在)に上る。

 

 フェムケアで女性が“骨密度”に反応する背景には、高齢者だけでなくミドル世代にまで浸透している「骨活」ニーズの高まりがある。厚労省情報提供サイト「e-ヘルスネット」によると、骨密度は男女とも加齢によって減少することが確認されており、その減少率は男性よりも女性の方が大きいといわれている。特に女性の場合は20歳頃にピークを迎えて骨密度が最大となり、以後は骨密度が徐々に減少。閉経前後の50代から骨密度が急激に低下するため、「早期から骨粗鬆症の予防を行うことが重要」としている。

 

 骨粗鬆症の国内患者数は、男性300万人に対し、女性980万人(骨粗鬆症学会)と圧倒的に女性が多い。高齢社会で問題視される要介護原因を見ても、骨密度に関連する「関節疾患」と「骨折・転倒」がトップ3の2つを占めている(厚労省「国民生活基礎調査」)。骨量減少リスクについては、日本の場合、高齢者だけでなく成人女性の痩身(BMI18.5㎏/㎡未満)の割合が、主な先進国の中で最も高い点からも問題視されている。自治体によっては、骨密度検査費用を補助・助成するケースも増えてきたほか、健診や人間ドックでもオプション検査として定着。骨密度検査を実施する薬局・ドラッグストアもあるなど、“骨密度チェック”ニーズが広がっている。つづく

 


 

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