今年上期(1〜6月)の化粧品統計まとまる 輸入が好調キープ、国内は前年割れに
経済産業省が8月15日に発表した生産動態統計確報6月分をもとに、今年上期(1〜6月)の化粧品国内販売金額を算出した結果、前年同期比8.1%減の6,193億1,973万円となった。類別概要では、「頭髪用化粧品」が同6.5%増の1,758億2,505万円、「仕上用化粧品」が同9.5%増の1,227億1,200万円と伸長した。なかでも「仕上用化粧品類」では伸び率順に、リップクリーム(同57.2%増)、口紅(同56.0%増)、ほほ紅(同28.1%増)がトップ3となった。また「香水・オーデコロン」は同40.6%増の37億3,836万円、「特殊用途化粧品」も同32.1%増574億885万円と大きく伸長した。一方で、最もシェアの大きい「皮膚用化粧品」は、同19.4%減の2,623億3,548万円と大幅減となった。
一方、日本輸入化粧品協会(東京都港区)が8月4 日に発表した今年上期(1〜6月)の化粧品輸入実績は、前年同期比13.2%増の1,759.3億円となった。類別概要では、「ベースメーキャップ化粧品類」が同39.2%増の235.9億円、「カラーメーキャップ化粧品類」が同15.9%増の252.7億円と、メイクアップ化粧品の好調がうかがえる。なかでも口紅類(同41.4%増)、ネールズ類(同20.1%増)で大幅増だった。また「香水・オーデコロン類」が同48.5%増の173.1億円、「皮膚用化粧品類(ボディ含む)」が同5.4%増の542.5億円となった。「頭髪用化粧品類」は同0.1%減の289.5億円と、ほぼ前年同額だった。つづく
詳しくは健康産業新聞1771号(2023.9.6)で
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