通販協 米国小売りEC トレンドセミナー開催、若者向け化粧品や健康志向ドリンクの卸が活発化

 通販協は8 月29日、オンラインセミナー「米国リテール業界の潮流から見る今後のECトレンド」を開催した。リテールフューチャリストの最所あさみ氏を講師に迎え「プラットフォームのトレンド」「ブランドのトレンド」の2つをトピックに米国の小売事情について講演を行った。最所氏は、米国の小売事情に精通しており、未来を予測し、企業に向けて提言・アドバイスを行っている。講演内容は、「米国のECショップはShopifyの利用が急激に伸びており、米国EC決済額の10%がShopifyとなっている。これまでのプラットフォームと仕組みが違うため、エンジニアリングに知見がある人が開発に携わることが多く、Shopifyに対するアプリ開発も活発となっている。また、Amazon一強からSheinやTemuなどの中国系のプラットフォームが台頭し、年々利用が拡大している。企業はTikTokを活用して流行を作っていることも要因のひとつ」という。

 

 「ブランドのトレンド」では、「米国の健康志向が定着し自然甘味料のドリンクや炭酸水が流行となっており、パッケージデザインやターゲットを絞ったプロモーションが盛んに行われている。メーカーは卸販売を強化する傾向になっている。食品では、アジア系の食品が人気となり、一過性のブームではなくアジアの味が米国人に定着した。ティーエージャーの化粧品が実店舗で売れる傾向になっている」と紹介した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1771号(2023.9.6)で
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