上半期DgS販売額、健食4%増1,285億円

 23年1〜6月のDgS販売額は3兆9,889億円で、前年同期比7.7%増。4兆円には届かなかったものの、上半期で過去最高となった。DgS販売額は26ヵ月連続のプラス。昨年6月に1.8万店を突破した店舗数はその後も増え続け、1万8,691店舗となった。上半期の販売額を商品カテゴリー別に見ると、全体の32%を占める「食品」は1兆2,807億円で同11.2%増と伸長。DgSの牽引役となっている。次いで販売額が多い「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」は5,713億円で同5.6%増となった。販売額3位の「ビューティケア(化粧品・小物)」は5,005億円で同8.1%増と伸びた。外出増で日焼け止めやカウンセリング化粧品などが好調なようだ。化粧品・小物の販売額はコロナ前19年1〜6月に記録した4,901億円も上回った。

 

 伸び率で見ると、「OTC医薬品」が最も大きい。販売額は4,780億円で、同11.5%増と伸びた。「調剤医薬品」は3,860億円で11.0%増と、こちらも2ケタ増となった。青汁やダイエット食品など上半期の「健康食品」は1,285億円で、同4.3%増。6月まで18ヵ月連続のプラスとなっている。経産省によると、直近6月はプロテインのほか、美容、生活習慣対策、ビタミン、ダイエットなどが好調との声があったという。本紙が大手DgSに行った取材では、健康食品では「プロテインが売れた」「プロテインが順調」との声が複数あった。コラーゲンなどの美容系や、ビタミンなどベースサプリも堅調なようだ。化粧品に関しては、「今年に入って回復傾向にある」「スキンケアシリーズ、カウンセリング化粧品を中心に伸びている」といった声があった。つづく

 

 

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