JETRO タイへの健康食品輸出のポイント、解説動画に反響

 ジェトロ農林水産食品部は、タイへの健康食品輸出についてポイントをまとめた動画を3月よりWeb公開したところ、多くの問い合わせを受けているという(※)。経済発展が続くタイへ、健康食品輸出を希望する企業の相談が相次いでいる。タイへの健康食品の輸出の際には使用成分の確認、GMP証明等、いくつかの注意点があり動画で解説している。タイでは健康食品の輸入の際に使用可能な成分を定めるポジティブリスト制を採用しており、タイFDAが公表しているリストと、輸出をする製品の成分を照らし合わせて確認することが必要となる。リストに掲載されていない成分の場合は、タイFDA食品が指定する機関で安全評価を受ける必要がある。

 

 また、タイへ健康食品を輸出する際はGMP(製造基準適合証明書)の提出が求められる。ISO 22000:2018、FSSC 22000、BRC、IFS、JFS-A、JFS-B等、タイ法令の基準と同等以上であることが求められ、健康食品GMPは現在、使用できない。今後使用できる証明書が追加されるかは未定だが、ジェトロの担当者によると、証明書がない場合は「農林水産省発行のGMP証明書を取得する方法が一番早い」としている。つづく

 

(※)「アドバイザーに直撃!タイに健康食品を輸出したいんです!!」(https://www.jetro.go.jp/agriportal/online/q_
a/d77abd62cf7f17ab.html)

 

 

詳しくは健康産業新聞1767号(2023.7.5)で
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