「第40回日本微量栄養素学会学術集会」開催、マガキの生物学的最新知見など発表
日本微量栄養素学会による第40回学術集会が6月24日、京都市内のホテルで開催され、会員や関係者など約80人が参加した。同学会会長で第40回学術集会の会頭も務めた関西大学の吉田宗弘氏は、冒頭の挨拶で「コロナ禍の影響で、対面での開催は4年ぶりとなる。演題が集まらないのではと危惧したが、嬉しいことに、多くの先生方から予想以上の数の演題を寄せて頂いた」と謝意を述べた。
特別講演Ⅱでは、関西大学化学生命工学部食品栄養化学研究室の吉田宗弘氏が、「食品中のセレンの分子種と栄養有効性」と題し講演。自身の48年間に亘るセレン研究の流れ、その成果を報告した。日本人の平均的なセレン摂取量は約100μg/日で、供給源は魚介類が約3割、穀類が約2割である。また一般の食品に含まれるセレンの分子種については、魚介類や穀類・豆類はセレノメチオニン、獣鶏肉や卵ではセレノメチオニンとセレノシスチンで、食事から摂取するセレンの約7割がセレノメチオニンで、残りの大半がセレノシスチンであることを紹介した。つづく
詳しくは健康産業新聞1767号(2023.7.5)で
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