抗加齢医学会でアンチエイジングセミナー、「グルタチオン活用で老化抑制」(西﨑氏)

 東海大学医学部主任教授の西﨑泰弘氏は6月11日、抗加齢医学会のランチョンセミナーで「アンチエイジングマーカーとしてのグルタチオンの可能性について」をテーマに講演した。銀座医院 院長補佐の久保明氏を座長に迎え、西﨑氏がグルタチオンの機能性と使用例、エビデンスデータなどについて講演した。

 

 グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシン3つのアミノ酸で構成される成分。アボガド、アスパラガスなどの食品や生体にも存在し、生体恒常性維持に欠かせない成分であると説明。医薬品と健康食品、美容品として世界中で使用されており、抗酸化、解毒、美白、免疫機能に有効であると臨床データを交えて説明した。

 

 美容用途においては、東南アジアや韓国で広く使われており、メラニンの合成を抑制するメカニズムを紹介。「紫外線によってメラノサイトが刺激され、酸化ストレスが発生。その後、メラニンが活性化され、肌のくすみなどのもとになる。グルタチオンはこのくすみの原因に3つのポイントで押さえるため、効果がある」と説明した。肌の明度が上がることも確認されたと紹介した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1766号(2023.6.21)で
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