【トピックス①】 3.5歳時の腸内細菌叢が将来の肥満に影響

 フランスのパリ・シテ大学のGaëlToubon氏ら研究チームが行ったコホート研究によると、3.5歳時の腸内細菌叢の構成と量が、その後5歳時の肥満指数(BMI)に影響することが分かり、成人肥満の要因となる腸内細菌叢の変化が幼児期に始まることが明らかになった。研究成果は、5月17~20日に開催された欧州肥満学会(アイルランド・ダブリン)で発表された。

 

 研究チームはフランス国内の1万8,000人の子どもの調査研究ELFE(2011年)および、フランス国内の産科部門の調査研究EPIPAGE2(2011年)より、143人の早産児と369人の正期産児のデータを分析した。その結果、3.5歳時に腸内細菌「Eubacterium hallii 」「Fusicatenibacter 」「Eubacterium ventriosum 」の細菌数がより多いほど、5歳時の肥満指数(BMI)が高く、体重が増加することが明らかになった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1765号(2023.6.7)で
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