2023年第1四半期(1〜3月)、化粧品統計まとまる

 2023年第1四半期(1〜3月)の化粧品統計がまとまった。国内・輸入ともに前年同期比を上回るまずまずのスタート。5月8日には新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置付けが、5類感染症に移行し、実質的にはコロナ禍は収束を迎えた。マスクを外す機会や外出機会の増加、外国人観光客の受け入れも進む中、化粧品市場の大幅回復にも期待される。

 

 経済産業省が5月17日に発表した生産動態統計の2023年3月分確報値を下に、2023年第1四半期(1〜3月)の化粧品国内販売金額を集計した結果、前年同期比2.6%増の2,989億8,250万円となった。類別概要では、「香水・オーデコロン」が同38.3%増の17億3,106万円、「頭髪用化粧品」が同0.2%増の837億2,612万円、「皮膚用化粧品」が同0.4%減の1,289億3,853万円、「仕上用化粧品」が同5.4%増の571億755万円、「特殊用途化粧品」が同19.4%増の274億7,923万円となった。

 

 日本化粧品輸入協会(東京都港区)が5月9日に発表した2023年第1四半期(1〜3月)の化粧品輸入実績は、前年同期比16.1%増の856.0億円となった。類別概要では、「香水・オーデコロン類」が同48.7%増の80.8億円、「カラーメーキャップ化粧品類」が同15.3%増の124.3億円、「ベースメーキャップ化粧品類」が同41.6%増の113.5億円、「皮膚用化粧品類(ボディ含む)」が同14.8%増の273.0億円、「頭髪用化粧品類」が同0.4%減の142.9億円となった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1765号(2023.6.7)で
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