【トピックス】 コロナ禍で高齢者の身体能力が3倍以上も低下

 筑波大学体育系の研究グループらは、2016年から2020年にかけて高齢者240人(男性107人、女性133人、平均年齢73.2歳)を対象に、各種体力の推移を調査した。その結果、複合的な移動動作能力を評価する「Timed Up&Go」と呼ばれる体力テストの成績が、通常は1年間に平均して男性で0.05%、女性で0.12%遅くなるのに対して、新型コロナ流行下の2019年〜2020年の1年間では、男性で0.7%、女性で0.36%遅くなったことがわかった。通常の1年間の加齢変化より、移動動作能力が3倍以上低下したことになる。女性では、握力や48本ペグ移動(上肢機能の総合的評価)が、通常の1年と比べて4倍も悪化していたことがわかった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1764号(2023.5.17)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら