国際医薬品開発展 20ヵ国約430社出展、来場者2万人超

 「CPHI Japan(国際医薬品開発展)」(主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン)が4月19日から21日までの3日間、東京ビッグサイト東5・6ホールで開催された。業界が取り組みを進めるデジタルヘルス分野として「ファーマIT&デジタルヘルスエキスポ」や、医療機器の設計・製造に関する「Medtec japan」も同時開催した。

 

 「CPHI」は1990年、ドイツ・フランクフルトで医薬品原料展として誕生。今回は20回目の記念開催として、医薬品の研究、開発、製造におけるサプライチェーンをカバーする総合展としてリブランディングを実施。創薬から製造までをワンストップで提供することで、新薬開発や安定供給をサポートし、製薬業界の活性化を図る医薬品開発の総合展として新たなスタートを切った。展示会場では、原料、アウトソーシング、機器・装置、バイオ、DDS&パッケージングの5つの展示ゾーンに世界約20ヵ国から約430社が出展。会場には3日間で、製薬業界関係者ら2万4,295人(延べ数)が来場した。

 

 セミナーは、シオノギファーマ、備前化成、カネカ、日光ケミカルズ、富士フィルム和光純薬、ロンザ、味の素、日本曹達などによる出展社プレゼンをはじめ、「マルチモダリティ時代の医薬品プロセス開発」(第一三共・製薬技術本部プロセス技術研究所所長・中村嘉孝氏)など立ち見続出のプロセス化学セミナーほか、バイオファーマ、創薬イノベーション、DDS・パッケージングなどの各セミナーなど200本以上を実施。

 

 次回は2024年4 月17日から19日の3 日間、東京ビッグサイト東4・5・6ホールで開催。出展社600社と過去最大規模での開催となる見通しだ。問い合わせは、運営事務局(☎03-5296-1020、Email:exhibit@cphijapan.com)。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1763号(2023.5.3)で
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