【インタビュー】 日本化粧品原料協会連合会 会長 松本 俊亮 氏
■過去最大の開催規模、新たな潮流を得る格好の機会
化粧品産業の最新トレンドが一堂に集う「第11回CITE JAPAN 2023」が5月17日(水)~19日(金)までの3日間、パシフィコ横浜で開催される。業界団体主催による非営利の展示会としては国内最大で、今回は1,156小間・362社、技術発表192本を予定。主催する日本化粧品原料協会連合会会長の松本俊亮氏(㈱マツモト交商・代表取締役社長)を取材した。
──CITE JAPANについて
CITE JAPAN(化粧品産業技術展)は、化粧品に関連する多種多様な素材、技術、サービス等の展示と技術発表の場として、また、サプライヤーを中心とする出展企業と化粧品メーカーをはじめ、これから新たに化粧品産業に参入を検討している事業者などの出会いの場として隔年開催しており、今年で第11回目になる。前回開催こそコロナ禍の影響を受けたものの、その規模は回を追うごとに拡大しており、今回は出展社数、小間数、技術発表いずれも過去最大規模での開催を見込んでいる。
──今回の見どころについて
コロナ禍の化粧品業界は、マスクや外出自粛に伴うメイクやエイジングケアの変化、インバウンド需要の減など、大きなチャレンジが試される局面に。加えてグローバル化の中で国際的な潮流であるサステナビリティへの対応など、原料はもとより、製造、容器・包装など様々な分野でSDGs訴求の傾向が強まっている。過去最大となる今回のCITE JAPANでは、そうした潮流とともに、コロナ禍で培われた原料開発や受託製造、容器・包装など様々な関連事業者の創意工夫を最新トレンドとしていち早く展示会場でキャッチできるので、化粧品販社はもとより、これから化粧品市場参入を検討する健康食品・一般加工食品・製菓など異業種の事業者にとっても有益な情報収集の場になる。直近では、マスク解禁の動きやインバウンド復調の兆しなどもあり、5月下旬の開催が、化粧品産業の本格的な回復に向けたスタートになると期待している。つづく
詳しくは健康産業新聞1761号(2023.4.5)で
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