米ナチュラルプロダクツ展、3,000社出展

 インフォーマグループのNEW HOPE NETWORKが主催する米国最大規模の自然・健康食品の総合展示会「ナチュラルプロダクツ エキスポ ウエスト2023」が3月7〜11日、米国アナハイムで開催され、前回を上回る約3,000社が出展、6万5,000人超が来場した。フェムテックやプラントベース、CPG(Consumer Packaged Goods)などがトレンドとなる中、例年にも増して注目を集めたのが、キノコ由来の食品やサプリメント。サプリメントから一般食品にまで活用が広がっており、キノコブームになっている。日本産シイタケもクローズアップされた。

 

 同展では、50社近いキノコ製品の出展社が参加し、ヤマブシタケ、冬虫夏草、シイタケ、霊芝、カバノアナタケなどを原料とした製品が出品された。同展の運営と、米業界紙『Natural Business Journal(NBJ)』の自然食品部門を担当しているAdrienne Smith氏は、「昨年もキノコ製品の出展が多かったが、今年はさらに増加傾向だ。パンデミックの2020年に免疫サポートを謳うサプリメントが急激に増え、年々製品の幅も進化している」と指摘。今年の特徴について、「主に2つのカテゴリーに分けられる。1つは、肉や動物性原料の代替品としての活用。もう1つが、薬の代替品としての活用」と話している。NBJでは、機能性キノコのサプリメント売上は2025年に1 億3,100万ドルまで成長するとの見通しを示している。2020年のキノコサプリメントの市場規模は前年比6割増と急拡大、21年は3割増と躍進が続いており、米国でホットな市場となっている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1761号(2023.4.5)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら