日本サプリ・コスメの越境EC、インバウンド再開後も活況

 Shopee Japanは「越境ECにおける2022年総括と2023年展望」を発表した。同社担当者によると、東南アジア、台湾地域に向けて日本の健食業界、化粧品業界からの越境ECは、インバウンド再開後の現在も活況が続いているという。新型コロナによりインバウンドが壊滅的となった2021年以降、EC需要が急拡大したが、「日本から越境販売しているセラーの数の増加傾向は今も続いており、その中でも化粧品や健康食品を取り扱う企業は、現地の需要も大きいため」増加している」という。

 

 現在の越境ECでの売れ筋商品は、インバウンドと深い関係があるとしている。東南アジア・台湾から来日し、ドラッグストアの前に観光バスを停めて「爆買い」する旅行者は、日本の化粧品やスキンケア製品、サプリメントや薬用育毛剤などをまとめ買いすることが多いが、こうした体験が「日本に親しみをもつきっかけ」になり、「帰国後のリピート購入」に繋がるという。インバウンド再開後も、ますます越境ECの利用が伸びる要因となっている。現在、東南アジア・台湾の越境EC市場での売れ筋商品は、サプリではビルベリー・ルテイン配合の高機能「アイケア製品」、サラシア配合の「ダイエットサプリ」等。コスメでは「泡洗顔フォーム」や「ヘアマスク」、フェムテック製品では、吸着力に優れた「パンティライナー」等が人気になっているという。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1759号(2023.3.1)で
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