特集【注目の関節対応素材】 シニアからアスリートまで、広がるターゲット

 「関節」領域の「機能性表示食品」の受理数が300品を超えた(2023年1月現在)。グルコサミンを筆頭に、非変性Ⅱ型コラーゲン、プロテオグリカンが猛追、新たなヘルスクレームや関与成分も登場している。市場では、「抗ロコモティブシンドローム」「スポーツ・アスリート対応」に加えて、「巣ごもりによる骨・関節の衰え対策」をテーマに、引き続き、関節対応サプリメントの開発が活発だ。本特集では、抗炎症と筋肉リカバリー機能を併せ持つ「MSM」、機能性表示対応素材として需要高まる「非変性Ⅱ型コラーゲン」「プロテオグリカン」のほか、関節サポートで機能性表示食品として新規受理された「クルクミン」、米国から上陸した関節対応の大型素材「ユニべスティン」、ヒト試験で関節炎抑制作用を確認した「アガロオリゴ糖」、植物由来抗炎症素材「ボスウェリア」「グァバ」「ショウガ」など、“ポストグルコサミン”として期待高まる“次世代の関節対応素材”を紹介する。

 

 本特集で紹介する注目の関節対応素材の多くは、国内流通量1,000t超のグルコサミン市場へのマーケットイン戦略を推進。相乗効果研究を武器に、「抗炎症・鎮痛」「関節のこわばり抑制」「骨密度・骨強度改善」「筋肉サポート」等を切り口に、“グルコサミンのサポート”素材として、着実に流通量を拡大してきた経緯がある。一方で、単体でのエビデンス解明や体感性が評価され、主剤としての採用が急ピッチで進んでいる。機能性表示食品制度はその追い風となった。とはいえ、「素材自体の消費者認知が高まればもっと使いやすい」とするブランドオーナーの声は多く、原料サプライヤーでは、一般食品への配合提案や外食産業とのコラボを加速し、素材認知の拡大を図る。また、ウコン(クルクミン)、DHA、クロレラなど、認知度が高い抗炎症素材が関節対応サプリ市場にアプローチするケースも目立つ。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1757号(2023.2.1)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら