米国 ナチュラルプロダクツ業界、トップトレンドと2023年予測

 インフォーマグループの米国業界Webサイト「New Hope Network」は、米国のナチュラルプロダクツ業界について分析したレポート『2022年のトレンドと、2023年に起こること』を発表。withコロナ時代に向けたトレンドとして、①「抗ストレス・気分」を挙げている。ストレス、睡眠、集中力等が、精神的健康と体全体の基本的な健康に大きな影響を与えるものとしてより重視されるようになる、としている。カカオやマカを配合した「機能性ラテ」や、「スパークリングCBDドリンク」、脳機能や睡眠への「機能性グラノーラ」といった製品が人気になっているという。製品の特徴として機能性の根拠がはっきりしていることを挙げている。「抗ストレス・気分」は、③「基本的な健康」に関連し、重要であることも再認識されるようになるとしている。

 

 トレンド分析に関わったNew Hope Networkの担当者Adrienne Smith氏は「このトレンドの進化として重要な点は、臨床試験によるエビデンスの裏付けが、今後一層進むことだ」としている。②「次世代プラントベースフード」については、動物性素材フリーであることはもちろん、二酸化炭素排出量や水資源の保全、原料調達やサプライチェーンの透明性まで配慮し、さらには機能性を持った製品がトレンドになるとしている。例として「プラントベースグミ」を挙げている。外見は普通のグミのようだが、人参等、機能性成分をふんだんに含んでいることが特徴だ。また、人気となった「シーベジバーガー」では、資源量の豊富なコンブを使用することで、環境対応をすると同時に、フコイダンはじめコンブに含まれる機能性成分を摂取することができる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1757号(2023.2.1)で
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