【トピックス③】 陸上競技選手6 割強がサプリ摂取経験あり

 慶應義塾大学医学部スポーツ医学総合センターの田畑尚吾教授らの研究で、国内の陸上競技選手の約3分の2がサプリメントを利用した経験があることが確認された。調査は、2013年7 月〜2018年10月に開催された38の陸上競技国際大会に、日本代表として参加したアスリート574人(男性314人、女性260人)を対象としたもの。20歳未満のジュニアアスリートも275人含まれている。対象となるサプリ成分は、タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、クレアチン、カフェイン、フィッシュオイル、CoQ10、ハーブ系サプリ、その他の11カテゴリー。

 

 調査の結果、サプリメントの利用経験がある人は63.9%となり、全体の約3分の2に達した。男性59.6%、女性69.2%となり女性の利用率が高く、20歳未満の利用率は58.9%。半数以上のジュニアアスリートがサプリメントを利用していることが分かった。成分別では、アミノ酸が49.8%でトップ。ビタミン(48.3%)、ミネラル(22.8%)、タンパク質(17.8%)と続く。男性はタンパク質、クレアチン、女性はビタミン、アミノ酸の利用率が高かった。また、種目別では長距離ランナーはビタミン、ミネラルの利用が多く、短距離走や投てき競技では、クレアチンが良く利用されていた。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1752号(2022.11.16)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら