【トップランナーに聞く】 ウコンの力、前年比160%と売上回復基調に

 累計販売本数15億本が目前に迫り、ウコン飲料市場をけん引する『ウコンの力』シリーズ。コロナ禍での飲酒離れで売上減少にあったが、昨年後半より一転。行動規制が無くなったことで飲酒機会も増え、主要販路となるCVSでの同シリーズ売上は回復基調に乗った。ドリンク類の売上は前年比で160%となるなどコロナ前の水準も射程に入った格好だ。一方で、新たなシェア獲得に向け若年層の取り込みにも力を入れる。ウコン製品のトップランナー、ハウスウェルネスフーズ㈱事業開発一部グループマネージャーの長谷川政史氏に聞いた。

 

──『ウコンの力』シリーズ、売上の状況は

 

 新型コロナウイルスの感染拡大により、ここ数年飲食店での交流シーン激減を背景に『ウコンの力』シリーズについては需要が落ち込んでいたが、この半期の数字をみると大幅な回復をみせている。ドリンク類の売上は前年同期比で160%と好調に推移した。コロナ前の水準と比較しても70%に迫るところまで戻している。8月にコロナ感染がぶり返し、第7波を迎えたが、これまでの6波と異なり強い行動制限が無かったため、心配していたほどの影響はなかった。総じて主力販路となるCVSでの売上が大きく伸長した。通販、量販店については、家庭での飲用需要に呼応する形でコロナ禍でも売上が安定していたこともあり、『ウコンの力』シリーズは各販売チャネルで好調な売れ行きをみせている。

 

 一方、機能性表示食品となる『クルビサ』シリーズについては、同じく半期で昨年比120%とこちらも好調に推移した。同シリーズは通販チャネルを中心に展開しており、機能性表示として訴求する「健康な人の肝機能酵素値の改善に役立つ」旨が支持を得ていると考えている。また、DHAとEPAを追加配合した『クルビサプラス』は「健康な人の肝機能酵素値の改善に役立つ」に加え、「中性脂肪の低下に役立つ」を表示しており、ダブルクレームの評判も上々だ。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1751号(2022.11.2)で
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