日本化粧品受託製造業懇談会、「JC・OEMセミナー」開催

 日本化粧品受託製造業懇談会による第27回JC・OEMセミナーが10月18日、オンラインで開催され、(一社)日本化粧品検定協会代表理事の小西さやか氏が、「今、求められる化粧品とは?〜最新の注目コスメ&トレンド分析〜」と題し講演した。小西氏は、①化粧品市場の推移、②消費行動の変化とトレンド、③世界のトレンド情報について紹介。①では、コロナ禍で世界的に縮小した化粧品市場が、海外では2021年には、成長率がコロナ禍前まで回復しているにも関わらず、日本市場の回復が遅い点を指摘。その要因について、インバウンドの回復が遅れている点、マスク定着率が高く化粧意識が低いまま継続している点を上げた。

 

 ②では、スキンケアのトレンドとして、有効性と効率性を重視する「機能性スキニマリズム」を挙げ、ナイアシンアミド10%配合など濃度を表示するコスメ、ゲル内にビタミンCの粒などの有効成分が見えるコスメ、ヒアルロン酸分子の縮小化に成功など技術的に優れた処方を謳うコスメなどの人気が高いことを紹介。また、心と体のウェルビーングを叶える感覚刺激がポイントの製品を好む「ビュートピアン(エンタメ、自愛)」も人気とし、エンタメ要素では泥や黒い毛穴ケアコスメ、自愛要素では高濃度配合したハチミツの泡に抱かれる感覚コスメやバームをオイルに溶かした新感覚コスメなど、癒し要素の高いコスメを紹介した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1751号(2022.11.2)で
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