連載【大使館・貿易機関に聞く話題の健康食品素材・製品】 イギリス
ヨーロッパ圏で第2位の経済規模のイギリス。健康食品が発達し、各種ハーブが家庭で健康維持に利用されている。近年では非遺伝子組換えのトウモロコシから生成されたビタミンC原料や、高品質のフィッシュコラーゲンをはじめ、原料生産国としても高い国際競争力を持つ。英国大使館の担当者によると現在、数多くあるイギリス産の健康食品原料・製品の中でも、特に日本市場に向けて輸出増加が期待されるものにビーツ(ビートルート)やプロテインがあるという。
ビーツは赤カブのような外見の根菜で、リン、ナトリウム、カルシウム、鉄、カリウム等ミネラルやビタミンA、ビタミンC、食物繊維が豊富。イギリスでは健康メニューとして、サラダやスープ、パイ等に家庭料理でも盛んに利用される。ビーツドリンク『BEET IT』を輸入するタルゴジャポンによると、日本ではアスリートを中心に、ビーツに含まれるNO(一酸化窒素)が血流を促進し、スポーツパフォーマンスや疲労回復を高めることが注目されてきたが、「イギリスでは天然の難消化性オリゴ糖が豊富であることから、プレバイオティクスとして人気となっている」という。つづく
詳しくは健康産業新聞1749号(2022.10.5)で
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