CRN-J、「原材料HACCP 手引書」を解説

 受託企業や原料サプライヤー、販売メーカーなどが加盟する(一社)日本栄養評議会(CRN JAPAN)915日、第105回勉強会を開催、原材料HACCP手引書の内容について説明した。CRN- Jでは、原料や製品の情報を示す書式が各社各様であることを踏まえて、「安全と機能検討委員会」を設置、検討を重ねて、①原材料標準書、②製品仕様書、③健康食品原材料の製造におけるHACCP導入手引書――を作成。昨年10月に公表している。これまでの勉強会で解説した①と②に続き、今回は③を取り上げ、原材料HACCPチームが説明を行った。HACCPの考え方を取り入れた衛生管理を解説し、輸入原材料についても触れた内容となっている。

 

 「一般衛生管理」について、作成手順として、衛生管理の基本である5S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)、手洗いの励行を定着させることなどを説明。都道府県の管理運営基準を確認し、できるところから衛生管理計画書の作成に取り掛かるとし、使用している手順書や記録書式などはそのまま使用、不足分を作成することなどを解説した。手引書・記録様式がない場合「原材料HACCP手引書」を参考に作成するとした。このほか、工場の衛生管理、施設の保守点検及び作業場の衛生管理、設備及び機械器具の保守点検及び衛生管理、従業員の教育訓練など、一般衛生管理に関する事例について紹介した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1749号(2022.10.5)で
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