通販協、21年度7.8%増の11兆4,600億円

 日本通信販売協会(正会員426社)は8月24日、2021年度(2021年4月〜2020年3月)の通信販売市場の売上高調査の速報値を発表した。21年度の通販市場は、初の10兆円突破となった前年度をさらに上回る11.4兆円。23年連続の増加となった。一方で本紙取材では、22年度は外出増の影響で、健康食品は通販の勢いが鈍化しているとの声が企業から聞かれる。調査時点の同協会会員420社の売上を集計した結果に、有力非会員357社の売上を加えて算出したもの。衣料品、雑貨、化粧品、健康食品等の物販を中心としている。調査期間は6月17日〜8月15日。

 

 速報値によると、21年度の通信販売市場規模は、前年度比7.8%増の11兆4,600億円。調査開始以降で初めて20%を超える増加となった20年度より伸び率は鈍化したものの、23年連続の増加となった。前年度も好調だったモール系が引き続き堅調。また、家電、家具、食品など「昨年に引き続き在宅時間を充実させるアイテムが好調」だったとしている。通販協によると、健康食品は「20年度に続き好調」。コロナ禍で継続している健康志向も後押しした。健康食品は増収の会員企業も多かったという。なお商品別・媒体別などを分析したレポートは11月に刊行する予定としている。つづく

 

 

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